コロナでホテルの受付から建設業界へキャリアチェンジした20代女性
このページでは、ホテル業界の受付から建設業界の事務スタッフに転職された方の体験談をご紹介します。コロナがきっかけで手当てが減ってしまい、転職を決意したという彼女のエピソードをご覧ください。
回答者情報
- 20代女性/2020年に転職
- 正社員→正社員
- ホテル業界・受付→建設業界・事務
- 年収200万円→年収230万円
もともとはホテルでフロントの業務を行っていた
ーーもともとどのような仕事をされていたのか教えてください。
もともと、ホテルでフロントの仕事をしていました。いわゆるホテルにチェックインする際やチェックアウトする際の手続き・サポートをする仕事です。
しかし、コロナの影響で宿泊者数が目に見えて少なくなってきており、しかも比較的価格帯が安めのビジネスホテルだったこともあり、GoToキャンペーンのときもあまり客足が伸びませんでした。
私は正社員でしたがシフト制のためにシフトを減らされ、その分給与も下がっていきました。当時、「満室数が〇%を超えていたら従業員に〇万円を支給する」といった手当があり、コロナ前であればほとんどの月で支給対象だったのですが、コロナ禍によって常連さんも仕事の休みになるなど、客室稼働率がどんどん下がっていき、手当も受け取れなくなってしまいました。
ーー転職をしようと思った理由・きっかけは何だったんですか?
特にこれといったはっきりしたきっかけがあったわけではないのですが、コロナによる悪影響がこの先続くのか見通しが立たず、このまま給料が減った状態が続くのは生活していくうえでも厳しいものがあったので、自主的に転職し、ホテル業界から出ていくことを決めました。
転職活動の進め方は?
ーーどのように転職活動を進めていったのか、教えてください。
私が転職先を探す際に重視したのは以下です。
- コロナ禍の中で影響の少ない業界・職種であること
- 自分がしたい仕事であること
- シフト制ではないこと
転職するのにもとても労力がかかるので、しばらく転職する必要がなさそうな会社がいいなと考えていましたね。
ハローワークに行って、これらの条件にマッチしそうな求人を紹介してもらいました。また、実際の選考の時にも確認をしていました。
結果、何社か面接をし、向こうからお断りされてしまったケース、自分的にしっくりこなかったので、お断りしたケースなどがありましたが、最終的に一番希望する条件に合いそうないまの会社に転職することに決めました。
転職活動を振り返ってみて
ーーいま現在、どのようなお仕事をされているんですか?
建設会社の事務に転職し、働いています。主に3.11の地震があった復興作業を取り扱っている建設会社になるのですが、そこでの経理や発注などの業務をさせて頂いています。従業員が多い分、月末などの給与計算など資材の発注などでとても忙しいですが、やりがいをもって働けています。前職のホテルでは最後のほうはお客様が全然いらっしゃらずに、暇な状態が続いていいたため、それよりはよっぽどマシですね(笑)
ーー改めて転職活動を振り返ってみて、「もっとこうすればよかった」と感じることはありますか?
一応自分なりに条件を固めたつもりではいたものの、なんとなくで選考を受けて結局自分から辞退したことが何社かありました。先方にも申し訳ないですし、私としても時間の無駄だったなと感じています。もう少し慎重に就職先を考えればよかったなと思います。
ーーいい転職先に出会えたようでよかったです。本日はありがとうございました!