コロナ禍で板前からトラック運転手にキャリアチェンジした40代男性の挑戦

このページでは、旅館の板前からトラックドライバーに転職された方の体験談をご紹介します。コロナがきっかけで「他の仕事を探してほしい」と言われて転職を決意したという40代男性のエピソードをご覧ください。

回答者情報

  • 40代男性/2020年に転職
  • 正社員から契約社員
  • 旅館・板前→トラックドライバー
  • 340万円から290万円

もともとは旅館で板前の仕事を行う

ーーもともとどのような仕事をされていたのか教えてください。

私は旅館で板前として働いていました。主な仕事内容は宿泊者の食事を作ることですが、稀に板長の代わりに食材の仕入れに市場へ行くこともありました。一日の就業時間は8~10時間程度で、朝食夕食時以外は食材の下処理や食器を洗ったりしていました。ハイシーズンの時期は仕込みから後片付けまで非常に時間がかかるので、残業が増えることも多かったですね。

ーー転職をしようと思った理由・きっかけは何だったんですか?

転職をしようと決意した理由は、やはり新型コロナウイルスによりお客さんが減少し、旅館の経営状態が悪化した事でした。旅館側からはっきりと「経営が厳しく他の仕事を探してほしい」と伝えられました。実際に緊急事態宣言中はお客さんは全く来ず、「一日に0組」なんて日も多々ありました。経営経験の無い素人の私から見てもこれはヤバいだろうな‥と肌で感じていました。

転職活動の進め方は?

履歴書

ーーどのように転職活動を進めていったのか、教えてください。

転職をする事を決めてからまずやった事は転職エージェントに登録することです。

知人から転職エージェントを利用したほうがサポートも受けられるからスムーズに転職出来ると聞き、迷わず利用しました。

転職活動時すでに40歳を超えていたので、40代でも歓迎しているという転職エージェントを探し、登録しました。実際に利用してみるとさまざまな求人を多数紹介してくれて、更にはサポートも受けられて本当にスムーズに転職活動が出来ました。

ちなみに私は運送業界でトラックドライバーという仕事を選んだのですが、転職先として選んだ理由はコロナの影響で宅配を利用する人が倍増すると思ったからです。物流は災害時でもストップする事はあまり無く安定した収入が見込めると感じました。

転職活動を振り返ってみて

ーーいま現在されているお仕事について教えてください。

転職後は運送業でトラックドライバーとして働いています。仕事内容は主に一般家庭や会社等に宅配物を配達するというシンプルなものです。一日の配達数は50件程度ですが、連休時や年末時等は一日に80件から100件という日もあります。一日8時間で残業は月に10時間程度くらいでしょうか。残業時間が少ない点はいいですが、非常にハードな仕事でもあります。

ーー改めて転職活動を振り返ってみて、「もっとこうすればよかった」と感じることはありますか?

反省している点はありません!コロナという未知のウイルスによる災害で仕事を無くしかけて、「とにかく生きて行く為になんとか仕事を探さなきゃ」という考えしか無かったからです。結果、仕事が見つけって本当に良かったと思っています。冷静に振り返ってみて、「こうした災害にも強い職業は何なのか?」という事を考え、結果的に運送業を選びましたが、自身の転職活動に間違えはなかったと現在でも思っています。

ーーいいお仕事に出会えてよかったです!本日はありがとうございました。