【コロナで業績が悪化】旅行代理店から異業界への転職を決めた30代男性

このページでは、旅行代理店から教育業界に転職された方の体験談をご紹介します。コロナがきっかけで収入が減ることを見越して転職することを決意したという男性のエピソードをご覧ください。

回答者情報

  • 30代男性/2020年に転職
  • 正社員→正社員
  • 旅行代理店・総務→学習塾・総務
  • 年収430万円から560万円

もともとは旅行代理店で総務の業務を行っていた

旅行代理店

ーーもともとどのような仕事をされていたのか教えてください。

もともと旅行会社にて、総務の仕事をしていました。労務関係の仕事が中心で、就業規則の改定、36協定の締結、雇用契約書や労働条件変更通知書の作成・交付などを行います。社内のルール作りや会社を守るよう整備するような仕事が多かったように感じます。退職直前のプロジェクトは、リモートワーク導入に伴う規定の改定です。

ちなみに総務に異動する前は、3年間法人営業として、慰安旅行の手配・大型会議に伴う大量人員の主張サポート・進学塾が提供する合宿プログラムとの提携などを行っていました。

ーー転職をしようと思った理由・きっかけは何だったんですか?

コロナ禍の影響で、会社全体の業績が思わしくなくなってしまったことです。総務と経理は席も近く、経理の方々が会話する声が聞こえてくるのですが、数字面で顕著に悪影響が出ていることがすぐにわかりました。

会社の方針として営業部を花形に据え、管理部門(総務・経理・法務・庶務など)の立ち位置が比較的低い傾向にあったため、賞与ダウンが大きくなりそうだということを見越し、経験を活かして異業種同職種へ転職することを検討しました。

転職活動の進め方は?

ーーどのように転職活動を進めていったのか、教えてください。

まず最初に転職サイトのリクナビNEXTに登録しました。業界大手であること、新卒の就職活動のときに使用したリクナビの使い勝手がよかったことが決め手です。

職種(総務・労務)を必須条件に加え、勤務地(東京もしくは千葉)、年収(450万円以上)でソートをかけ、気になるところに片っ端から応募しました。

その中からリモートワークに対応していて、スタート年収が高かったいまの会社から内定が出たので、すぐに転職を決めました。小さな子どもがいるので難航するかなと思いましたが、転職活動を初めて1ヶ月程度で決まりました。

転職活動を振り返ってみて

ーーいま現在、どのようなお仕事をされているんですか?

教育業界(学習塾運営・家庭教師派遣)にて、総務の仕事をしています。入退社する従業員の社会保険(健康保険・雇用保険)の手続き、産休・育休・傷病・介護関係の手当金申請、労災申請、ハローワークや民間団体から会社にいただく給付金の申請などを中心に行っています。労務管理のなかでも、特に保険や給付金などに関わることが多いですね。

ーー改めて転職活動を振り返ってみて、「もっとこうすればよかった」と感じることはありますか?

あまり大きな後悔はないのですが、もっと複数の会社を受けて、比較・検討してもよかったのかなと思います。転職活動が思った以上に楽しく、色んな企業を見てみたいという欲が出てきました。1日もブランクを開けず転職したかったこともあり、ゆっくり動いている時間はなく、内定をいただいた2社から今の企業を選んでしまいました。

ーー良い転職先に出会えたようで何よりです。本日はありがとうございました!