コロナによって会社から給料を払えないと言われ、ホテルの売店スタッフから歯科助手にキャリアチェンジした20代女性

このページでは、ホテルの売店スタッフから歯科助手に転職された方の体験談をご紹介します。コロナがきっかけで会社から「給料を払えない」と言われ、転職を決意したという彼女のエピソードをご覧ください。

回答者情報

  • 20代女性/2020年に転職
  • 正社員→正社員
  • ホテルの売店スタッフ→歯科助手
  • 年収250万から280万円

もともとはホテルの売店スタッフだった

観光ホテル

ーーもともとどのような仕事をされていたのか教えてください。

もともと観光ホテルの売店で、地域のお土産を売る会社で働いていました。朝7時から夜10時まで、泊まりにいらしているお客様のために売店を開けて、主にお菓子などのお土産を販売していました。補充や発注をして、お菓子の試食をたくさん用意して、お客様とお話しながら商品を販売する、といった塩梅です。修学旅行生が多いホテルでしたので、1日で何百人という生徒さんがお土産を買っていくこともあり、社員総出で対応することもよくありました。

ーー転職をしようと思った理由・きっかけは何だったんですか?

コロナです。コロナによって何ヶ月もホテル自体が休館になり、会社から給料を払えないと言われました。そもそも会社がお土産販売の会社で、全体として売り上げがほぼない状態だったので仕方ありません。辞めることを申し出たところ、引き止められましたが、これから先何年同じような状況になるか分からないことや、稼がないといけないという気持ちから、退職することにしました。

転職活動の進め方は?

ハローワーク

ーーどのように転職活動を進めていったのか、教えてください。

退職してすぐハローワークへ行き、失業保険の申請をしました。就職祝い金が欲しかったので急いで就職活動をして、ネット上にある求人を見ていましたが、いまいちピンとくる求人が無く、ハローワークのパソコンで求人を探しました。求人探しは「コロナに影響を受けていなさそうな職種」を軸に探していました。見つけた中で家から近く、かつ資格のいらない歯科助手の仕事が目に止まり、電話してみたところ、面接に行き即採用していただけることになりました。

転職活動を振り返ってみて

歯科助手

ーーいま現在、どのようなお仕事をされているんですか?

歯科医院で受付と歯科助手をしています。医療器具を洗浄したり、先生についてサポートするなど、専門的なことをたくさん覚える必要があり大変ですが、受付や電話対応などは接客で培った経験を生かせる場面もたくさんあります。患者さん達に「ありがとう」と言われる仕事なので、とてもやりがいを感じることが出来ています。

ーー改めて転職活動を振り返ってみて、「もっとこうすればよかった」と感じることはありますか?

「早く稼がないといけない」という思いが先行してしまい、特にいろんな会社を見学もせずに歯科医院に決めてしまったことは少し後悔しています。今は満足していますが、働きはじめて最初は何がなんだかわからない専門的な世界で、「転職先間違えたかも…」と思ったこともありました。結果、気合いで覚えてなんとか乗り切りましたが、仕事は大切なものですし、何かやりがいを見つけないと続きません。もう少し慎重に落ち着いて考えても良かったと思います。

ーーいい転職先に出会えたようでよかったです。本日はありがとうございました!