コロナで旅行代理店からIT業界へキャリアチェンジした20代女性
このページでは、旅行代理店の営業からIT業界のヘルプデスク業務に転職された方の体験談をご紹介します。コロナがきっかけで会社の業績が大打撃を受けてしまい、転職を決意したという彼女のエピソードをご覧ください。
回答者情報
- 20代女性/2020年に転職
- 正社員から正社員
- 旅行代理店・営業→IT業界のヘルプデスク業務
- 年収160万円から190万円
もともとは旅行代理店で営業をしていた
ーーもともとどのような仕事をされていたのか教えてください。
旅行観光業界の現地手配代行業務の仕事をしていました。
具体的には海外旅行をする日本人観光客向けに、旅行代理店の担当として、そのツアーに沿った観光地やホテルの予約、食事や観光バスの手配等、現地で必要なすべての業務を担っていました。またツアー催行中に生じてしまった何らかの問題に対応したり、通常の旅行代理店では取り扱えない特別な旅行プラン(研修旅行やテレビ取材等)の手配を代行したりしていました。
ーー転職をしようと思った理由・きっかけは何だったんですか?
海外旅行を商品としていたので、新型コロナウイルスの影響により大打撃を受け、大幅に業務を縮小せざるを得ない状況に追い込まれました。グループオフィスの移転や閉鎖が相次ぎ、この状況がいつまで続くのかという先の見通しも立たない中で、同僚も次々と退職していきました。そこで私も転職先を探すことにしたのです。
転職活動の進め方は?
ーーどのように転職活動を進めていったのか、教えてください。
業績悪化に伴い、転職を意識し始めてから、周囲に転職の意思があることを話していました。すると、様々な友人・知人が、彼らが勤務する会社で求人があるかどうかを調べて、教えてくれました。
そのうちの一名の会社で求人があることを聞き、詳細を聞いたところ、その仕事内容や条件に魅力を感じたため応募し、転職することにしました。紹介してくれた知人が選考対策に協力してくれたこともあり、スムーズに選考を進めることができました。
転職活動を振り返ってみて
ーーいま現在、どのようなお仕事をされているんですか?
IT業界のヘルプデスク業務です。当社のサービスを利用しているお客様からの問い合わせを受けて、その問題の解決方法やシステムの使い方等をお答えする仕事です。コンピューターの操作について説明する業務ですが、専門知識や技術に関わることはマニュアルに沿って答えられるため、そこまで難易度は高くありません。
ーー改めて転職活動を振り返ってみて、「もっとこうすればよかった」と感じることはありますか?
自分が望んだ転職スタイルなので、そこまで大きな後悔はないのですが、友人・知人に紹介してもらう形での転職活動であったため、その他の会社に対して目が向きにくかったかもしれません。同じような仕事内容でも、給与等の条件に大きな差があるため、転職サイトで関連の企業を見比べるなど、他社のリサーチをもっとしてみても良かったのではないかと思います。また、転職時の給与の交渉はほぼしませんでしたが、もしかするともっといい条件の求人があった気もします。
ーー本日はお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!