コロナでレンタカー会社からタイヤ販売店へ転職した30代男性
このページでは、レンタカー会社からタイヤ販売店に転職された方の体験談をご紹介します。コロナがきっかけで残業がなくなり、手取りが減ってしまい、転職を決意したという男性のエピソードをご覧ください。
回答者情報
- 30代男性/2020年に転職
- 正社員から正社員
- レンタカー会社→タイヤ販売店
- 300万円から300万円
もともとはレンタカー会社で働いていた
ーーもともとどのような仕事をされていたのか教えてください。
レンタカー会社で、主に内勤スタッフとしてお客様対応・配車管理を担当していました。たまに洗車や事故代車のための配車等をすることもありました。
駅前や空港近くに店を構えていたため、観光客の相手をすることが多かったです。
ーー転職をしようと思った理由・きっかけは何だったんですか?
コロナのおかげで残業時間が0になり、給与が激減したからです。有給とは別の給与が減らない特別休暇も増えました。
もともと残業代ありきの給与形態ではありましたが、残業を削減したとしても2~30時間は通常の会社でしたので、残業が0になったことで生活もままならない事態に追いやられました。
私は結婚を控えていたこともあり、このままここにいては生活が成り立たないと率直に思いました。
人件費を使えないという理由で、残業代が発生しない立場の管理職たちがサービス残業の嵐になっていたことがとても印象的でした。
転職活動の進め方は?
ーーどのように転職活動を進めていったのか、教えてください。
まずは知り合いに「転職しようと思うけど、どうしたらいいか」という相談することから始め、自力でも転職先を探し始めました。
結果的に、知り合いが現在の会社を紹介してくれたので、「じゃあ履歴書持ってきて、話だけでもしようよ」という形で店舗に呼ばれ…そのまま内定をいただきました。
紹介だったのでとても話が早く、また事前に知人経由で事情を伝えていたこともあって主にこれから先の話や、給料は生活にどれくらい必要なのかといったところを話しました。私としても「これなら大丈夫そうだ」と安心してそのまま内定を承諾しました。
他社も何社か面接に呼ばれていましたが、決まった時点で辞退したので、転職活動自体は約1週間で終わりました。
転職活動を振り返ってみて
ーーいま現在、どのようなお仕事をされているんですか?
現在は車(タイヤ)業界で、主にピット作業と接客のどちらも担当する整備・販売業をしています。
主にタイヤを販売しているため、接客は来店されたお客様との商談がメインです。お客様のタイヤサイズからどれくらいの距離を走るかなどの情報を聞き出し、その場で成約までを担います。
前職も現職もサービス業で変わりはありませんが、相手をするお客様が地域の方メインになったことで、接客時間こそ長くなりましたが安心感もありますし、旅行者や海外の方との接触も一切ありません。年収は変わりませんが労働環境は良くなりました。
ーー改めて転職活動を振り返ってみて、「もっとこうすればよかった」と感じることはありますか?
大きく反省する面はないですね。企業的にはむしろ大きなところへの転職となりましたし、結果的に今後を考えるとステップアップの転職になりましたので、非常にラッキーだったと思います。
今の情勢を考えると、あのままあの業界にいたら…とは考えたくない程度にはひどい環境だったので(離職率含めて)、一番良いタイミングで動けたと思っています。
ーーいい転職先に転職ができてよかったですね!本日はありがとうございました。